
①楽しかったところ
道具箱の表面や、抽斗(ひきだし)の中の木目を美しく見えるように揃えていきました。また、木の収縮に耐えられるよう框組(かまちぐみ)を使った構造や、あえて部材の間に隙間をもたせて、木が動けるように接着剤を付けずに組む箇所を作ったりしました。木の性質を考えた様々な技術が習得できて楽しかったです。
道具箱の表面や、抽斗(ひきだし)の中の木目を美しく見えるように揃えていきました。また、木の収縮に耐えられるよう框組(かまちぐみ)を使った構造や、あえて部材の間に隙間をもたせて、木が動けるように接着剤を付けずに組む箇所を作ったりしました。木の性質を考えた様々な技術が習得できて楽しかったです。
部材の数が多く、最終の寸法まで加工するのが大変でした。また、大まかな図面をいただき、部材詳細図は自分で描いていきました。その数全部で10枚以上に…!誰が見ても分かりやすい図面にするのは難しかったです。
天板、側板などの大きい面積の無垢板は、反りを抑えるのが大変でした。天板に入れた反り止めは、少しでも隙間が空くと木材が動いてしまうので、ピッタリと入れることが重要です。
抽斗の前板の材料や、抽斗の深さ、把手も一人ひとり違います。抽斗の深さは、今まで自分が作ってきた鉋(かんな)などの道具がピッタリ入るサイズにしました。
また、現場で使いやすようにキャスターも付けたので、移動も楽にできます。これから、永い月日を工房で共にしていくのが楽しみです。