径。円心を通って円周を切る直線。森の大きさを測る、樹齢を測る、丸太の直径を測る、椅子の脚の直径を測る。森から生まれた木材が家具になり、家に届くまでに様々な径が使われます。
土から生えてきた芽は長い時間をかけて木になり、その幹は年輪という円を広げながら成長していきます。その営みに敬意を込めながら、木は様々な人たちの手を介して四角や円という形になり、人々の生活の場の円を形作っていきます。
“kei”を通して、そのような時間、自然、クラフトマンシップやデザインを感じ、本質的でより豊かな生活を育んでいただきたいと思います。