歴史の椅子
三角形椅子

土間に置いてもぐらつかない三本脚の構造で、座は円卓子に収納しやすい三角形状です。また、小ぶりで移動や持ち運びが手軽であることから使い勝手が良く、ビアホールや飲食店で重宝されました。座枠をはじめ後脚や貫には、曲木が使用される一方で、直線的な要素も随所に感じられる点が、トーネットの曲木椅子(No.14など)には見られないこの椅子の特徴であるといえます。座には藁(わら)が詰められ、擬革を張り込んで仕上げています。

三角形椅子

サイズ:W34×D34×H71 SH44(cm)
製造:1930年
材料:ブナ材
塗装:ワニス

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