DADAはアシンメトリー(左右非対称)のシングルアームチェアです。部材の「重なり」と「ずれ」に着目し、相似と相違に焦点を当てて設計されています。材料は飛騨地域のブナ材。植林や伐採をおこなっている飛騨の森や製材所を巡り歩いて出会った木々です。もしこの椅子を曲木でつくるなら2m以上の木材が必要になりますが、小径木が多いという飛騨の木の特性を活かして、HIHI DADAはあえて短い部材をつなぎ合わせて構成しました。いくつもの部材を用いることで、ひとつの椅子の中に多様な色や表情が現れています。
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骨格となる丸棒は直径34mm。連結部は人が両手の指を組んだような櫛型のフィンガージョイントで接合されています。また、角柱の木を円柱状に削ることで浮かび上がってきた輪っか状の木目も、この椅子らしさのひとつです。部材は内と外に交差し合いながらゆるやかな曲線を描き、先端では円の断面が象徴的に顔を出しています。丸棒と丸棒のジョイント部分は、片方を直径の1/3の深さまで削って丸溝をつくり、もう一方の丸棒をその溝に隙間なくぴたりと付けました。飛騨の職人による「さりげなく、すごい」の集積でできた、まさにオートクチュールのような椅子です。がっちりした接合ではなく、ふんわりした接合。部材がただ接しているだけの、ある意味で未完全な状態には、ナイーブなやわらかさがあります。もちろん強度も兼ね備えており、製品は10年保証です。
おはよう。いってきます。ただいま。おやすみ。HIHI DADAは待っています。これからの暮らしを長くともに過ごすパートナーのように、みなさまに迎え入れていただける日を。


飛騨の森で育まれ、HIDAの匠の手から生まれたHIHI(ヒヒ)とDADA(ダダ)。似ているところもあり、似ていないところもある兄弟姉妹のような一対の椅子です。素直なヒヒと、自由なダダ。椅子は座るためのプロダクトである一方で、仲間や家族のように身近な存在でもあります。「うちにはHIHIがいる」「うちにはDADAがいる」「うちにはどっちもいる」。 そんなふうに親しみが湧いてくるような椅子のありかたを考えました。
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