皆さまは「飛騨の匠」という言葉をご存知でしょうか。
1300年以上前から奈良や京都の都で活躍した、飛騨の職人たちを指す言葉です。
「飛騨の匠」は特定の個人ではなく集団を意味し、職人だけでなく木材の調達や、
職人たちをサポートする炊飯担当など様々な役割が存在していました。
その「飛騨の匠」の歴史が根付いた土地で、1920年に飛騨産業は創業しました。
地域の発展を願う有志が、無用の長物とされていた飛騨の森のブナを活かし、
曲木家具づくりをはじめたのを契機に、時代の波にもまれながらも地域に必要とされる会社であり続けました。
また近年では、節を主役とした家具や、国内で伐期を迎えながらも
放置されてきた杉材を用いた家具を開発するなど、
ものづくりの背景にある環境に視野を向けた取り組みも積極的におこなっています。
先人たちの経験と知恵に学び、敬意を払うと同時に、
挑戦を恐れない「やってみてから考えろ」の精神が当社にはあります。
企業理念に基づき良いものをつくり、お客様に喜んでいただきたいという想いを共有する集団、
「現代の飛騨の匠」として、次の時代に必要とされる価値を共に創造したい。
そんな仲間との出会いを楽しみにしています。
代表取締役社長